推しに会いに行く! Quadxross氏と作曲対談してきたので公開!

対談

勝手に始めました、推しに会いに行って作曲対談するコーナー。

ワタクシ、ずっと前から作曲お化けと対談したいなぁと思っていて機会をうかがっておりました。

特に管理人の2大推しである Quadxross 氏か Juggernaut. 氏のと対談したいなぁというイチファンとしての気持ち悪い執念があり、それが今回叶ったというわけです。

Quadxross氏について

事前にQuadxross氏について説明しておきます。

彼は現在、音楽学校にて作曲を学んでいる、主にArtCoreを作る新進気鋭の作曲家です。

Emotional Addict限界レコーズなどのレーベルに所属しています。

非常にスタイリッシュで超カッコいい曲を作ります。

管理人が彼を知ったのがまだ彼が作曲2年ぐらいの時だったのですが、超かっちょいい曲を聞いて一瞬でファンになりました。その時でも実力はかなりハイレベルだったのですが、最近はますます力に磨きをかけています。

また、CFWorksという名義で商業向けのBGM等も書いています。すでにセミプロのようなものですね。

対談

自己紹介

西森夢理
自己紹介をお願いします。
Quadxross
Quadxrossです。
西森夢理
DTM歴は何年ですか?
Quadxross
今は4年目ですかね。高校2年から始めて、現在3年です。
西森夢理
管理人が最初に見かけたのが2年経ったぐらいですかね。
Quadxross
そうですね。たぶん2時間DTM参加し始めたころです。曲作り始めてからは1年ぐらいは表に立つ活動をしてなくて。今となっては笑い話なんですけど、最初の1年間ぐらいはひたすら自分の中で曲を作ってるだけだったんですけど、表に曲を出したのがいきなりFrenchcoreのコンピレーションだったんですよ(笑)。いきなり変なスタートを切ったんですけど、それからはぼちぼちでしたね。
西森夢理
なんで1年ぐらい曲をだしてなかったんですか?
Quadxross
そもそもTwitterを始めたのが音屋始めるのと同時だったからですね。もう全然記憶にないですけど(笑)。
西森夢理
Quadxrossとして活動し始めたのはTwitterを始めたときですか?
Quadxross
いや、名義かえてQuadxrossにしたのは…2年半ぐらい経ってからだったと思います。前の名義のころはあまり活動してなかったんですけど、Quadxrossになってから色々な活動し始めた感じで。それで、神斬りコンピでいったん区切りつけてしばらく辞めてて。今はぼちぼち復帰なんですけど半分引退みたいな状態です。
西森夢理
活動休止したきっかけはなんですか?
Quadxross
リアルの事情もありますけど、作曲家を目指し始めたのもあって、同人活動をそんなにやっていられないっていうのもありましたね。あとは、そのころ無駄に意識高くて、もう少し違うことしたいなと思ってて、特にゲームミュージックに傾倒していたので、同人から離れて別のほうを進める必要があるのかなって思ってました。結局また同人に戻ってきてますけど、今後の方向性としては同人活動は考えてないですね。

ArtCoreに興味を持ったきっかけ

Quadxross
一番最初はボルテ(の公募)目標でやってたんですけど、今は全く音ゲーに興味ないので曲が好きで活動してるだけですね。やっぱどうしても、こういう楽曲って音ゲー畑じゃないですか。
西森夢理
公募とかも音ゲーしかないですもんね。
Quadxross
それで、どっかのタイミングでArtCoreに流れてったのは、ゲームミュージックに影響を受けてて、一番影響を受けてるアーティストさんがAnさんとアサノハヤトさんのお二方で、その二人の影響なんじゃないですかね。まぁArtCoreは俺の個人的なイメージで言うと音ゲーのイメージは何もないかな…。
西森夢理
最初はArtCoreやってなかったんですね。
Quadxross
そうですね、全然やってなくて…。ピアノを使う曲はずっとやっていたんで、メロディックな曲は最初からやってたんですけど。17春M3のデスマコンピこと会場焼きコンピで書いた曲がすごい人気が出て、それがきっかけでこっち方面でやっていこうかなって思ったのかな。
西森夢理
会場焼きってサテライトなんとかっていうコンピですか?
Quadxross
その1個前です。それ確か秋のやつなんですよ。サテライトなんとかに提供したのは実はArtCoreじゃないんですよね。UKHardcoreと…よく分からないコア(笑)。あれ上手くできたけど、今としては何とも言えないですね(笑)。

今後の活動について

Quadxross
マーケティングの面が大事だと思っているんですが、基本の活動場所がツイッターってだけでツイッターどまりじゃないですか。
西森夢理
そうですね、閉鎖された世界ですよね。
Quadxross
一応RTとかそういうのがあるにしてもそういうコミュニティなんで。やってるジャンル自体が狭いジャンルなのでしょうがないところもあるんですけど、同人を他の場面(=マーケティング)に広げられたらいいなと気持ちがあります。別名義のCFWorksで作曲のアルバイトをやらせてもらってるんですけど、その方面で名前を売らせてもらっているのもありますし、音楽学校で勉強しているのもあって、同人のクラブミュージックとかじゃなくて、BGM系をかなりやったので、そちらの知識を生かして何かしら出来たらいいなと思ってます。
西森夢理
BGMでオーケストラ音源とか作成されてましたよね。ArtCoreとはジャンルが違うのに完成度高いなと思ってびっくりしてたんですよ。
Quadxross
ありがたい(笑)。なんていうか、同人の活動って、フリーで曲を公開して、アルバムに呼ばれてありがとうございますみたいな流れだと思うんですけど、どっちかっていうとゲームに楽曲提供したいなという思いがあって。簡単に言えばゲームミュージックとBGMに力を入れたいなと思っています。なので今後、同人で曲を出すにしてもそういう系統と織り交ぜたような、言っちゃえばアサノハヤトさんの路線でやって行こうかと思ってます。
西森夢理
CFWorksのSoundCloudアカウントで現在活動されてますっけ?
Quadxross
あっちのアカウントは今動かしてないです。会社のほうに契約を回してから作った曲は全部会社の方に回させてもらってるんで、今後曲を公開することはないなと思って。最初はそっち(BGM)の方面の勉強で始めたアカウントなんですよ。
西森夢理
それが曲を売る活動に結びついた?
Quadxross
売り込みの活動はQuadxrossでやってたんですけど、CFWorksの作風のほうでとってくれるという会社さんがあったのでそちらに売り込んでます。今はやっと公開され始めて、毎月少しずつ会社のほうからSpotifyとかでリリースさせてもらってます。
西森夢理
実質セミプロですよね…?
Quadxross
いや、まだそんなではないですけど(笑)。セミプロって本当すごい感じが。まだ実力的には全然アマチュアだと思いますよ。
西森夢理
謙虚だなぁ…。CFWorksレベルの曲が作れればいいと思うんですけどね。
Quadxross
なんていうんですかね、聞いて一番最初に「おっ、プロの曲だな」って明らかに一線違うのがあるじゃないですか。超えられない壁みたいなのが。それが全然超えられない気がしていて、やっぱどうしても違うんですよね。これはミックスとかではなく完全に作曲の面だと思っていて、細かいコードとかが成っていないのがいかんのかなぁと思っています。
西森夢理
論理的に分析できているのがすごいですね。
Quadxross
考えてるだけですけどね(笑)。できてないと意味がないので。

作曲をはじめたきっかけ

Quadxross
もともとモノづくりが好きで、最初は中学生のころにイラストを描いてて。なんですけど、イラストにセンスないなと痛感していて。結局センスよりほとんど努力だと思ってるんですけど、それにしても向き不向きっていうのはもちろんあると思っていて、絶望的にセンスないなっていうのがありまして。絵のほうでは無理だなと思って、色々手を出したんですけど、一番無難に落ち着いた、なぁなぁで続けてこられたのが曲だったっていうだけですね。きっかけの曲はあって、その曲のジャンルFutureHouseなんですけど、俺今までFutureHouse作ったことないんですよね(笑)。
西森夢理
きっかけとは…。
Quadxross
そうなんですよ。特別曲にこだわってたわけじゃないんですよ元々は。こだわってたどころかそんなに曲を聞いてはいなかった。音ゲーの方から入ってEDMを聞き始めたのがきっかけで。ルーツはそっちなんですけど、作曲を続けていくうちにゲームミュージックにハマったせいでごちゃごちゃですね。どっちつかずなんですよね。このジャンルでやります!って方多いじゃないですか。
西森夢理
同人界隈だと特にそうですね。
Quadxross
そういう方たちに結構あこがれてて。アレも好き!コレも好き!でやっているのでフラフラしてるんですが、唯一ArtCoreが一番軸になっているのかなと思います。でもあんまりArtCore作りたくないなぁというのも(笑)。ArtCoreってLiquid Funk とか Drum’n’Bassとかのジャンルだと思うんですけど、ArtCoreと言えばピアノ・ストリングス・なぜか入ってくるドロップベースという風潮があるじゃないですか。でもそれってもともとのArtCoreとは全然違うんで。良く言えばハイブリッドなジャンルなんですけど、悪く言えばArtCoreはどっちつかずというか。
西森夢理
僕が思っているのはドラムンベースに甘いメロが入っているものというイメージです。
Quadxross
それが元々のArtCoreなんですよね。今のは結構もうめちゃくちゃじゃないですか。ジャンルの話はもうしちゃいけないみたいなレベルの荒れる話なんで。
西森夢理
FutureBassとかDubstepもArtCoreと同一視されているようなこともありますよね。一時期外人による転載があったときにもなんでもかんでもArtCoreにされてたり。
Quadxross
あーそうなんですよ。なんで、ArtCoreというくくりで活動する気はあんまりないです。Emotional Addict ではやっていこうと思うんですけど。なんか「歌ってみた」と似たような感じなんじゃないですか。「歌ってみた」って、語源こそ「歌ってみた」だったと思うんですけど、今はガチじゃないですか。
西森夢理
ガチプロがたくさんいますよね。
Quadxross
でもそのガチプロが「なんで歌ってみたやねん」ってキレてるフォロワーさんがいるんですけど。それは一理あるんですけど、「歌ってみた」っていうジャンルが確立されちゃってるじゃないですか。何をしても「歌ってみた」っていうジャンルになってしまうんで。ArtCoreももうそんな感じだと思ってて。そういうくくりでギスギスしてるのも嫌っていう思いがありますし。ArtCoreって言ってる人たちって、軸のほうはクラブミュージック寄りだと思うんですよ。ゲームミュージックをメインにやっててクラブミュージックの要素を取り入れた人たちはArtCoreっていう言葉をなかなか使ってない、〇〇coreって言わないっていうのがあって。一番尊敬にしてるアサノハヤトさんの作風も、あの方ゲームに楽曲提供してても「どう聞いても最近のArtCoreじゃん」ていう曲が多いんですけど、あの人本人はArtCoreっていう言葉を全く使ってないですし。あの人アトリエシリーズとかガストのゲームの作曲家として活動されてて、一番そういう話に挙がるのがBLUE REFLECTIONっていうゲームなんですけど、そのゲームのBGMがすごい評価されてて、逆に言えばArtCoreは一般受けするなっていうのがあって。クラブミュージックが一般向けしないって話ではないですけど、そういうのと比べてより一般受けするなっていうのがあって。そういう、ゲームミュージック的な面での可能性を考えてます。
西森夢理
その可能性を信じてCFWorksで活動されている?
Quadxross
CFWorksで一般向けのBGM、ジャズとかオーケストラとかをやりつつ、同人でArtCoreをやっていって、融合したような曲をサントラとかで出して、こういうのが作れますっていうことでゲーム方面に出ていけたらいいなと思ってます。でもまぁ、ゲームに楽曲提供するのがゴールじゃなくて、そういう作風でやれてれば俺自身としては満足です。例えば架空ゲームのイラストを描く絵師さんがいると思うけど、ああいう方々が俺の理想なんですよ。実際、ゲームにイラストを提供したい方もいらっしゃると思うんですけど、あれ描くだけで満足な人もいると思うんですよ。俺は多分そっちのタイプだと思ってて、どこまでもゲームミュージックな曲を作ったとしても楽曲提供はしなくてもいいと思ってて、作風としてそういうものが続けられたらいいなというぐらいです。

作曲機材について

Quadxross
FLStudioです。Cubaseも持ってますけど全く使ってない(笑)。
西森夢理
FLのほうが楽なんですか?
Quadxross
FLやっぱ楽ですよ。最初からFLに慣れてたのがありますし。やっぱりメインがマウスの打ち込みなので、マウスの打ち込みといったらFLだなっていうのはありますね。Cubaseはどうしても楽器できる人のほうが有利なところがあるので…。
西森夢理
FLで便利なところはどこですか?
Quadxross
やっぱピアノロールが一番ですよね。ピアノロールの操作感とか…。クリック数が少ないのが多いし。なんだろうな…結局は操作感ですね。もちろんCubaseでクリックだけで作曲する方もいますけどね。
西森夢理
それはまさに僕ですね…。
Quadxross
ですよね。あとは波形の切り貼りして曲を作るのが強いですよね。だからひたすら時短ができるとか、ループものに楽とかそういうのが…。あとは付属のEQがめっちゃ使いやすいです。EQとSoundGoodizer(笑)。あれ結構ネタとしてとられますけど使いどころによりますよ! 良い音はマジで良くなりますし、悪い音はそのまま悪くなります。
西森夢理
マスターにSoundGoodizer3個挿しておけばいいみたいな…。
Quadxross
それはネタです(笑)。とりあえず音をでかくしたいときに挿して終わり!みたいな。SoundGoodizerって結局マキシマイザなんですよ。つまみがミックスレベルだと思うんですが、Maximusっていうマキシマイザのプリセットをつまみ1つにまとめたものですね。あれ自体が特別な効果のプラグインというわけではないです。全部ロー・ミッド・ハイで上げるだけなんですよ。あと特別気に入ってるのがSoundGoodizerのプリセットのAで、バンドが3バンドなんですけど、ステレオ感の調整もしてくれてるんですよ。ローは縮めて、ミッドはそのままで、ハイはちょっと広げるっていうのを実はやってくれてるんですよ。なんでクラブ系の音に挿しとけば、特に低域なんですけど、音の定位・ステレオ感がまとまりやすい裏技がありますね。
西森夢理
ローとハイがワイドになるというのが僕のイメージなんですが…。
Quadxross
どちらかというと、ベースドロップのベースとかってローは縮めてハイは広げるっていうのがセオリーなんで、それを簡単にやってくれるんですよね。なるべくローは真ん中に寄せたいので。そういうのが挿すだけでとにかく楽にできるっていうのが楽ですね。
西森夢理
FLだったら買い切りですもんね。
Quadxross
そうなんですよ。FLは触ってみてって感じなんですよね。体験版ではプロジェクトファイルの読み込みができないだけなので、閉じなければ製品版と同じです。他はFLにこだわってるところはあんまりないのかな。ただ、FLはSendがややこしくて、実は俺はInsertでエフェクトとか挿してます。だからInsert用のエフェクトに慣れちゃってて、特別Sendが欲しいときがあまりないですね。まぁもちろん使う時はありますけど…。
西森夢理
ボーカルとかは必要ですよね。リバーブかかりすぎてると昭和っぽくなっちゃうんで…。
Quadxross
結局そういうところだと思います。 a_hisaさんという方がいるんですけど、あの人ぜんっぜんミックスしてないらしくて、ヤバいですよね。
西森夢理
え。本当に!? 僕Colors大好きです。あれミックスしてないんですか!?
Quadxross
プラグイン内部のリバーブだけって話を聞いたことが。前にたしか話題になったんですよね。
Quadxross
ヤバいですよね(笑)。この方も音大ですけど、結局のところ作曲面の時点でどうにかなってるところがありますね。和音の選び方とかで帯域を全部カバーしてるのかなとか。
西森夢理
ですよね。じゃないとミックスしてなくてあれってわけわかんないですよ。
Quadxross
これを見てから俺自身もうそんなにミックスを意識してはないですね。もちろんジャンルによりますけどね。音圧とかを気にするようなジャンルならアレですけど。
西森夢理
音の気持ちよさで勝負するジャンルあるじゃないですか。この前作ってたGlitchHopとか。ああいうのはちゃんとやっておかないとまずいジャンルですよね。
Quadxross
そうですね。音を聞くっていうより浴びるみたいなジャンルは…それはもう気合でやるしかないです(笑)
西森夢理
やっぱりNeutron買いましょう。
Quadxross
買うしかないんですかねぇ(笑)。

作曲方法について

西森夢理
作曲の始め方は?
Quadxross
その曲のテーマになるメロを決めて、大体はサビの入りなんですけど、それだけを決めたら後は先にベースラインから組んでくのが一番多いですかね。先にサビ(主題)から完成させるみたいのが一番ですかね。サビ出来たら流れがあるじゃないですか。こう来たらこう来るでしょっていうのが、展開的な。あとはなぁなぁですね。A、B、イントロ、アウトロは割と流れなので。
西森夢理
流れとは…。
Quadxross
だいたい気合…(笑)。あとはリファレンスを複数用意してオイシイところをとっていくのがありますね。
西森夢理
メロでテンションを使うという話してませんでしたっけ?
Quadxross
メロのキメみたいになる音ってほとんど全部同じなんですよ。あるある5個ぐらいを抜き出して曲に使ったら誰でもQuadxross。よくあるやつだと9thのアルペジオなんですけどwa.さんのリスペクトでやってて。あの方いつもアレやられてるので。綺麗なんですけどそこがパクリって言われることがあって、難しいなっていう感じなんですよ。前に9thのアルペジオを半音ずつ上げてくやつを(根音)BとCでやったら、wa.さんのBlackLotusっていう曲とマジで同じになっちゃってヤベェなと思うときもありました。
西森夢理
アルペジオぐらいだったらいいと思うんですけどね。
Quadxross
そうですね。難しいラインですけどね…。
西森夢理
好きなコード進行とかってあります?
Quadxross
sus4からメジャーになるやつ。
西森夢理
分かる…! Ⅵsus4⇒Ⅵとか。
Quadxross
めっちゃいいです!
西森夢理
Ⅳ⇒Ⅴ⇒Ⅵsus4⇒Ⅵとか……。
Quadxross
超良い。2サビのほうで急にsus4入ってくるとか、sus4を変なところで挿すのがめっちゃ好きです。結構2番煎じみたいなのはありますね。またこれ?みたいな…(笑)。あとは短三度転調ですね。そのまま半音3つ上に挙げてるだけですけどあれはいいですね。
西森夢理
歌ものでよく使われてますよね。ラブライブ!でもありました。
Quadxross
あれを9thのアルペジオでやってるのが、みずのくんと言ってる虚無ピアとかまさにそれです。楽でやってるのもありますけどね。短三度転調とsus4の雰囲気があってるんですよ。神々しい感じがするんで。sus4との親和性が良いところが気に入ってます。でも理論面でそんなに気にしてることはないですね。一時期は凝ったものを作ろうとしてたんですけど、結局はどこまでシンプルにやれるかなってところなんで。
西森夢理
楽器経験は?
Quadxross
ないです。絶望的です。口笛はかなり吹けますけど(笑)。でも何かしら音を自由に出せるものがあるっていうのはかなり強みなんじゃないかなとは思ってます。歌もすごい酷いんですよ。カラオケとか誘われてもやめてーって感じなんですよ。でも思った音が自由に出せるっていうのが大事なのかな。
西森夢理
音屋の人たちってピアノ出来る人多いですよね。
Quadxross
ですねー。
西森夢理
5ECHOMさんて知ってます?
Quadxross
はい。あの人バンドかなりやられてる方ですよね。
https://twitter.com/5ECH0M/status/1176093645608382464
西森夢理
あの人ドラマ―なんですよ。それで、今年の1月にお正月コンピというのがあって、あの人が生放送やってて普通にピアノ弾き始めてビックリしました。
Quadxross
なんかバンド畑出身の方って楽器全般何でもできるみたいな感じありますよね。うちのクラスのやつもベーシストのやつ1人いて、ベースめっちゃ出来るんですけど、アコギ・ピアノ・ドラムしかりそつなくこなすみたいな。「ドラマーです」って言われても分かんないレベル。でも本人は「ベースしかやってないけど」みたいな。曲作りの経験もなかったんですけど、DTMの授業入って初めて曲作ったら調も外さないし展開もそれらしくなってるしで、おぉー、みたいな。なんで、ジャンルにもよりますけど音屋的なほうの強みとしては音の聞き分けとか音作りで攻めるしかないんじゃないかなと思ってます。
西森夢理
楽器してないのに急に作曲しようと思ったのすごくないですか?
Quadxross
それはそうですけど…。入りが音ゲーだったので楽器できなくてもいいのかなみたいなアレがあったんですよね。あとはFutureHouseとかBassHouseを聞いてたんで、そういうジャンルってメロディとかないじゃないですか。なんで音楽的な知識が無くてもいいなっていうのが最初あって、とっつきはそんなに敷居が高いっていうのはなかったって思うんですけど。
西森夢理
なるほど…。そもそもどこから手をつけたらいいか分からないという初心者特有の悩みがあるんじゃないかなーと思ってました。
Quadxross
あぁーそれは確かに。めちゃめちゃ確かに。
西森夢理
人によっては音出してみたらわけわかんなかったなとか。そこらへんはありませんでした?
Quadxross
元々絵を描いてたんで、絵の時に練習法として最初トレスから始めてっていうのから入ったので、リファレンスと同時再生というか、ほとんどトレスと同じようなことしてたんで、それはぼちぼちだったのかなという。耳コピも最初はやりましたけど、あんまりやらなかったかな。
西森夢理
最初トレスしようとすると黒魔さんのスーパーマリオブラザーズ耳コピみたいになりませんか?
Quadxross
また懐かしいものを…(笑)。まぁでも元々口笛は小さいころから吹いてたんで、音に対する認識みたいなものはそこそこあったんじゃないですか。あんまりでも覚えてないですね。
西森夢理
挫折するきっかけが簡単にクリアできてるところがすごいですよね。
Quadxross
いやでも、その後伸び悩んだらそれまでですよ。伸び悩みがひどいので…。
西森夢理
ハイレベルになると伸び悩みそうですよね。0⇒8割と8割⇒9割への労力が同じみたいな……。
Quadxross
本当にそれです。超えられない壁すれすれのところは行けたとしても超えられてないみたいな。本当そこなんですよね。やる余地はいくらでもあるんですけどね。音楽理論イチから勉強したりとか楽器練習したりとか。でもそこまでして超える価値があるかどうかみたいな。労力に楽しみが見合ってないってところはありますね。
西森夢理
そうですよね。楽しくない部分ってありますよね。音楽理論勉強するのとかも楽しい部分もありますけど、理解できなくなってきて苦痛になるな…みたいな。
Quadxross
創作は仕方ないですけどね(笑)

最後に

Quadxross
ものすごい力を入れてた頃だったらいくらでも話すことあったんですけど、今はもう音楽だし自由にやればという気持ちが一番にあるんで、これをみんなに伝えたい!っていうのがなんもないんですよね。あと最近気になってるのは、とにかく楽しんで楽に曲を作りたいので、自動作曲ソフトに手を出してます。OrbComposerっていうのがあるんですけど、オーケストラ系だけはかなり良くて、自動でめちゃめちゃいいのが書けるんですよ。アレのメロディまではいかないですけど、コード進行とかを組んで楽器ごとにリハモするっていうのは割とソフトに任せちゃってもいいのかなってのはあります。リファレンスみたいにしていいとこはそのまま使えるし。あとは、NeutronとOzoneで自動化して…(笑)。
西森夢理
みんなやりたいところじゃないですよねきっと。ミックスとマスタリング。
Quadxross
ミックス自体が楽しいっていう人はあんまりいないと思いますよ。
西森夢理
音作りは楽しいっていう人はいると思いますけどね。ミックスはきちんと整えられてればいいじゃんっていうところですよね。
Quadxross
そうですよね。たださっきも言いましたけど、a_hisaさんとか見ちゃうと、まだ見えてない次元のところでミックスしないでも行けちゃう次元があるんじゃないかって思いますね。
西森夢理
ちょっと前に漢気ミックスっていうのを見て…。
Quadxross
というと?
西森夢理
ハイパスだけするっていう…(笑)。
Quadxross
面白い(笑)。ちょっと調べてみます。
西森夢理
こんなところですかね。それじゃあ最後にPRお願いします。
Quadxross
これからもぼちぼちQuadxross活動をする予定はあるので、ぜひよろしくお願いします!
西森夢理
今回は対談ありがとうございました!
Quadxross
ありがとうございました!

最後に

対談を快諾してくれたQuadxross氏にマジ感謝!

管理人は基本的にあんま喋らないタイプなんですけど 、作曲してる者同士で喋るとやたらに話が進むんですよね……。

みんなも対談しようぜ!

あと、管理人、対談していただける方をめっちゃ募集しております。対談したい!って方はコメントかTwitterのDMまでお願いしマッシュ。

募集されてなくても Juggernaut. 氏は勝手に会いに行って対談します。