※2023年春向けに修正しました。
M3というイベントを知っていますか?
同人音楽の大規模即売会のことで、言ってしまえば コミケの音楽専用版みたいなものです。
大きなフロアに机がずらーっと並んでいて、プロアマ入り乱れてCDを平積みにして来客を待ち構えているといったイベントのことですね。東京にて春と秋の年2回開催されています。
参加した方ならわかると思いますが「音楽作ってる人ってこんなにいるんだ!」と衝撃を受けます。管理人は4回ほど参加しましたが、あれは非常に作曲意欲を刺激されるものでした。
どうですか? 興味がわいてきませんか?
M3に参加してみたくなったりしませんか?
というわけで、M3に参加したくなったあなたのために参加申し込み~当日の動きまでを徹底解説します! 過去に管理人が数回参加した際のノウハウもまとめておくので参考にしてね!
また、本記事はM3に限らずコミケ・ボマス・東方といったほかのイベントにも通じるところが多々あるので、この記事を抑えておけば役立つこと間違いなし!
※本記事はM3等の同人音楽イベントに未参加の方向けです。
キーワード:M3 イベント 同人音楽 CDプレス 設営
目次
手順一覧
参加申込
とにもかくにも、参加申込をしなければM3は始まりません。
サークル代表者登録
M3の開催される数か月前になると、M3公式ページから参加申込ができるようになります。
本ページの一番下にある「7. 参加申込フォーム」から参加申請しましょう。すると、「サークル参加申込フォーム」のページへ飛びます。

こちらのページ下部にメールアドレスを入れ「進む」をクリックしてください。
すると、次の「サークル代表者情報」ページへと進みますので、住所・氏名・メールアドレスを記載し、「以上の情報を送信」をクリックしましょう。

また、「サークル代表者情報」ページに進んだ際、記載のメールアドレスへとM3から下記のようなメールが届きます。

M3に参加すると、自動的に「M3友の会」に登録されます。これはM3のサークル参加側専用のアカウントで、M3側にサークル情報が登録されます。先ほど記載した「サークル代表者情報」などもほとんど書かなくてよくなります。便利ですね。
「サークル代表者ページ」にて登録が終わった後、M3からメールが届きます。そちらに、M3にサークル参加する際の情報を記載するURLが載っておりますので、そちらをクリックしましょう。次のページへと飛びます。

「サークル代表者パスワード」は「M3友の会」のメールに記載されているものですね。パスワードを記載して「進む」をクリックすると、下記の「参加サークル向けご案内」ページに飛びます。

ここからM3用の情報を登録していきます。
登録する情報は計3つです。
1.サークル情報の登録
2.参加費の支払い
3.サークルカット投稿

サークル情報の登録
こちらに自サークルの情報を登録しましょう。どのような情報を入れればよいか以下に書いておきますので、図の番号と対応して見てね!
項目名 | 説明 |
A. サークル名 | 自サークル名。 凝りに凝りましょう。ここを参考にすると良いかも。 |
B. ジャンル | 自分が出すアルバムのジャンル。 ざっくり当てはまるものでいいです。スペース配置位置に影響します。 |
C. 成人向け作品 | 成人向け作品を取り扱うかどうか。 たぶんほとんどの方は取り扱い予定はないと思います。 |
D. サークルPR文 | サークル紹介ページに記載されます。 |
E. サイトWEBサイト | 自サイトを持っていればURLを記載する。 ない人は空欄で大丈夫です。 |
SNSアカウント | SNSアカウントがあればURLを記載する。 ない人は空欄で大丈夫です。 |
F. キーワード | カタログにキーワード索引として記載される。自分のジャンルとか、固有のキーワードを入れておけばいいと思います。 |
G. スペースタイプ | リアルイベント・WEBイベントのどちらかを選択できます. リアルイベントは通常通りM3会場にて行うもの、WEBイベントはM3専用のサイトとメロンブックス販売サイトにて行うイベントになります。 |
H. 追加イス | 追加イスが必要かどうか。 ※2023春は追加イスなし。 |
I, 電源 | 電源が必要かどうか。 ノートPCなどを動画再生用に使う人は選択しておくと吉。 ※リアルイベントを選択した方のみ |
J. 頒布計画 | M3会場に持って行くアルバムの種類と数量。 ざっくり分かればいいです。初参加で何もなければ「数量0」で作品名は空欄で。 |
上記を記入したら、ページ一番下の「確認へ進む⇒登録」をクリックして登録完了!
登録が完了すると下記のメールが送信されます。

参加費の入金
参加費の振込方法としてPayPal(クレジットカード)か郵便振込の2種類が選べます.
PayPal支払いの場合
PayPal(クレジットカード)支払いの場合、メール記載のURLからポータルサイトを開き,「参加のお支払い(PayPal)」をクリックしましょう。

ポータルサイトに入る際に必要な受付番号は参加費振込のメールに記載されています。パスワードは「M3友の会」のメール記載のものですね。こちらを記載して「今すぐ支払う」をクリックした後、PayPalへ飛ばされて入金完了となります。

郵便振替の場合
こちらのページに記載されているように、払込取扱票に記入して払い込みましょう。
また、このあとM3の当落抽選が行われますが、落選した場合は全額返金されます。
サークルカット提出
カタログに載るサークルカット(イラスト)の提出を行います。こういうやつです。

カタログ | M3の参加サークルやスペースの情報が載っている本のこと。M3に一般参加する人は全員購入する。 |
サークルカット | カタログに参加サークルとして載るイラストのこと。検索してみれば一発で分かる。 |
M3公式ページにサークルカットのテンプレートが載っています。
テンプレートをダウンロードして開いてみたら白紙で「????」ってなった方もいるかと思いますが、そのサイズで自由にイラスト等を描いてよいということです。ミニ用カット参考資料を見れば分かるかなと思います。
作り方分からん!って人向けに簡単に説明!
- FireAlpacaインストール!
- そこらへんから可愛い感じの画像拾ってくる!
- テンプレートと可愛い画像をFireAlpaca開いてぶち込む!
- 適当に文字を打つ!
- モノクロにする! (カタログがモノクロなので)
- 画像を書き出す!


かわいいゴリラのイラストはいらすとやさんから拝借してきました。間違っても著作権に違反しないようにしましょう。アニメのキャプチャとかダメ、ゼッタイ。
後述しますがSKIMAで依頼するという手もあります。
サークルカットが作れたら提出しましょう。ポータルサイトから提出できます。

その後、サークルカット画像ファイルの「ファイルの選択」をクリックして、先ほど作ったサークルカットを提出! 画面下にある注意事項2つにチェックを入れ送信し、これにて完全に完了です!
送信後、提出した画像が確認できるので問題ないかチェックしておきましょう。

リアルイベントを選択した場合、あとはM3の抽選を待つだけです。震えてその日を迎えましょう。

※抽選って何?
M3では参加するサークル数が決まっており、その上限を超えた場合に、ふるいにかけるための抽選が行われます。最近では超えるのが当たり前となっています(抽選が激化しているとかいないとか……)。
2019/7/25追記:2019秋で約1900サークル応募らしいのでそこまで増えてるわけじゃないみたいです。
参加申請の期限が過ぎてから1~2か月すると、登録したメールアドレスに抽選結果が届きます。そこに以下のように記載されていれば当選です。
M3準備会です。M3-20XXへのご応募ありがとうございました。
今回の参加サークル募集では定数を大幅に上回るXXXX以上の
サークルの応募がありましたので、厳正に選別の作業を行いました。
その結果、貴サークルは 当選 しましたのでお知らせします。
当選後、M3開始の約一か月前になると資料が送付されます。そこには入場証であるサークル通行証(リストバンド)などが含まれてますので無くさないようにしましょう。
※後述しますが、無くしても連絡すればなんとかなります。
CD作成

参加申込をしたら、次はCD作成です。
※M3に当選していようがいまいが作り始めましょう。落ちても無駄にはなりません。
「CDを作るのってなんか難しそう……」という漠然とした先入観ありません? 管理人も、作る前はやり方が分からずに手間取りましたが、手順が分かれば大したことはありません。幽霊の正体見たり枯れ尾花ってやつですね。
以下にCDの作り方(および作曲計画)について説明します!
※ぽてゅいさんのブログがキレイにまとまっていたのでそちらもどうぞ!
作曲する

全員に言えることですが、CDを作る前に曲が完成していないと話になりません。「なんの成果も!! 得られませんでした!!」ってなると、当日が本当に虚しいですからね。
アルバム程度の量を作曲をする際、最も重要になるのは「作曲計画を立てること」です。一曲ぐらいなら突発に作れるかもしれませんが、十曲となるとがむしゃらにやるだけでは途中で心が折れます。
個人のやり方にもよると思いますが、今までに3枚アルバムを作ったことがある管理人からは、以下の3つを守るといいとお伝えしておきます。
- テーマを作れ
アルバムに入る曲数作るには、何かしらを軸にしないと難しい。
テーマが決まれば、曲数や、ジャケットの雰囲気や、その他も見えてくるはず。 - 締め切りを作れ
CDを焼く工程を1か月と見積もって、それまでに想定の曲数を作るには、どれだけの期間で1曲作ればいいか計算し、スケジュール調整する。 - 曲は落としてナンボ
想定した曲数なんて自分ルールでしかないので、1曲や2曲ぐらい落としても誤差だよ誤差。
モノが出来てりゃどうとでもなるのだ!
1人でフルのアルバムを作るのが辛ければ、コンピに参加するという手もあります。TwiPlaで「M3 コンピ」などと検索するとヒットすることがあります。
CDケースの種類決め

曲が完成したら、次にCDケースの種類決めです。
「CDケースにそんな種類あるの?」と思う方もいると思いますが、細かい種類分けがあるんです。
会社によっても違うと思いますので、ひとまずSoundPressというCDプレス会社を一例として見てみましょう。
CDケース種類一覧
★スリムケースパック
★ジュエルケースパック
・トールケースパック
・トール&ブックパック
・紙ジャケットパック
ね? たくさんあるでしょう? ただ、このうちイベントで頒布されているもののほとんど★のついてる2つです。他のCDケースは高いですからね、DTMerの財布事情が……。
上記の★がついている2つのCDケースについて、M3での戦利品を元にどのような違いがあるか見てみましょう。
CDケースの違い
上:スリムケースパック(魚座とアシンメトリーさんの作品)
下:ジュエルケースパック(LazuriteCityさんの作品。管理人の曲も入ってる)




一般にCDとして売ってるのはジュエルケースパック

スリムケースパックより厚くて装いも豪華なのがジュエルケースパックといった感じですね! 市販で売られてるCDはジュエルケースパックの大きさになります。
上記のうち、どちらのCDを作りたいか考えましょう。まぁ、初回はスリムケースパックでいいんじゃないかな……。15曲収録などの大作であればジュエルケースバックでもいいと思います。
また、参考までに20枚をSoundPressで刷った際の値段を書いておきます。
・スリムケースパック: 8,470円
・ジュエルケースパック: 11,210円
※2019/10/3追記
同人誌を作る際の目安はTwitterフォロワーの1/10とのこと。
※余談:めちゃくちゃ外装に凝ったCDを出す人もおります。素晴らしい。
イラストの依頼

CDケースが決まったら、次はイラストを用意する必要があります。
「自分自身で描けるよ!」って人は飛ばしてどうぞ! 多くの人は描けないし、何をどれだけ用意すればいいのか分からないと思いますので紹介しておきます。
用意するイラスト一覧
CDケースの画像と見比べてどうぞ!
- スリムパックケース
- ジャケット表
- ジャケット裏
- CD
- ジュエルケースバック
- ジャケット表
- ジャケット裏
- CD
- バックインレイ表
- バックインレイ裏
イラストの依頼方法
CDは売り物になるので、有償のイラストを用意した方が後腐れないかなと思います。メール等でイラストレーターの方と直接交渉してもいいですが、こういうときには、クラウドソーシングのサイトを使うと便利です。
色々なサービスがありますが、管理人はSKIMAを使っています。
商品の購入手順について詳細はSKIMAのチュートリアルに書いてありますが、商品ページの「購入」ボタンを押すだけです。
ただ、多くの商品は事前にイラストレーターの方とメッセージをやり取りすることになっているので、一度「メッセージで相談」ボタンを押して、どのようなイラストを作りたいか、納期はいつまでかなどを事前にやり取りをしましょう。
やり取りする内容は、商品ページの「商品の内容」というところに書かれているはずです。
イラストのサイズ等は会社によってまちまちですので、テンプレートをイラストレーターの方に渡してみて「これに合うように作成していただきたいんですが……」と相談しましょう。サイズや解像度についてはイラストレーターの方のほうが何倍も詳しいです。
知識ゼロでテンプレートから作成するのは難しいと思いますので、イラストレーターの方に配置まで任せてしまったほうが良いかと思います。
やり取りが終わったら、あとは完成するのを待つだけですね!!!
CDプレス
曲とイラストができたら、実際に頒布するCDのプレス作業に移りましょう。
方法は2つありまして、CDプレス業者(SoundPress等)に依頼するか、自前で用意した印刷機で印刷するかのどちらかです。
管理人は印刷機を持っておらずCDプレス業者に依頼しましたので、そちらを紹介しますね。
※もし自前の印刷機で印刷している人の話が聞けたらそちらも載せますね。
まずは、マスターディスクを用意しましょう。
マスターディスク とは、これから何十枚とプレスするCDの元データが入ったディスクになります。CDプレス業者はこのデータをCDに焼いて、ケースやCD表面に印刷をしてくれるわけですね。
まずは、作った曲の順番を決めて「曲番-名前.wav」という形式にしましょう。

その後、ここまたはこのページの手順に従って、マスターディスクにデータを焼きましょう。これにてマスターディスクの完成です!
完成した後に、 マスターディスク作成の注意点を確認しておきましょう。
あとは、イラスト・マスターディスクをCDプレス業者へ送るだけになります。管理人のほうで送り方を失念してしまっているので詳細が書けないのですが、SoundPressであれば、下記のような手順になったはずです。
- CDケースの種類、ジャケット用紙、その他オプションや枚数を指定し購入する。
- 購入後、マイページにてイラストをアップロードする。
- ジャケットイラスト確認後、マスターディスクをCDプレス業者まで郵送する。
- CDが郵送される。
オプションとして、CDを全部焼く前に1枚だけ送ってもらって印刷やデータを確認する、といったことも指定できます。届いた際に「思ってたのと違う!」という悲劇を生まないように、指定したおいた方が良いと思います。
また、「作曲する」の項目でCDプレスするのに一か月と見積もる、と話したのは上記のような確認手順を踏んだ際の話です。
ですが、実際にはかからなくても、それぐらい余裕を持っておいた方が良いと思います。そのほうが後で地獄を見なくて済むかなぁと思うので (管理人はM3前日にCDが届いて冷や冷やしたことがあるので……)。
CDDBへの登録
さて、最後の作業です。みなさんはCDをPCに取り込んだ時、自動的にアルバム名や曲名が設定された経験はありますか? おそらくありますよね。
あのように自動で設定されるために、CDDBと呼ばれるデータベースにアルバム名などを登録する必要があります。
詳しいページがありますので、そちらを参考に登録するとよいでしょう。
その他(FAQ)
Q. 何枚用意すればいい?
A. 20枚ぐらいでいいかなぁと思います。身も蓋もない話ですが、参加する前からめちゃくちゃ有名!とかでない限りそんなに売れないです。
それに余ったとしても、「次のイベント用で売るor通販に出す」という手があるので問題ないです。けど間違っても100枚とか刷るなよ! 絶対だぞ!
Q. 値段設定はどうすればいい?
A. キリのいい数字で。500円とか1,000円とか1,500円とか。1曲100円として、10曲入り1000円とかが相場のような気がします。
会場設営アイテム準備

さて、CD作成が終わったら、次は会場設営のアイテム準備ですね。
会場設営の画像、見たことありますか? こんな感じのやつです。
これの左側の画像です。ツイッターしてると「設営完了!」っていうのでたまに見かけるやつですね。頻繁にトレンドに乗るので見る人は多いんじゃないかなーと思います。
「別にただの机にCD平積みでいいんじゃないの?」という考えの人もいるかなと思いますが、それは大きな間違いです!
管理人は買う側として参加したこともありますが、レイアウトが貧弱だと目に全く留まりません。また、「CDにかけた熱意ってその程度なのかな……」と管理人は思ってしまいます。
DTMerは音楽で勝負! ただしその他を疎かにしていいわけじゃないよ!
というわけで、やっぱり会場設営にも注力する必要があるわけですね。というわけで、会場設営に必要なアイテムについて以下で説明します。
※あくまでこれは一例です! 自分でどんどん調べてレイアウトを強化しましょう!
■必須
CD | これがないと始まらない。 |
サークル布 | 机に垂らしている布。 こことかで買えます。 |
ポスター | 新CDのジャケットをポスターにして貼ります。 こことかで印刷できます。 |
お釣り | 銀行に行って用意しましょう。後回しにすると銀行が開いてないことが多々ありますので最優先で! |
テープ | ポスターをサークル布に貼るのに使います。 |
飲食物 | M3会場にもコンビニはありますが、混むのでどこかで事前に買っておきましょう。 |
■あると便利
CD立て | 通りすがりの人に視覚的に訴え掛けることができます。 |
タブレット | XFD動画を垂れ流しておくと効果的です。 |
ヘッドホン | 試聴してくれる方が結構います。そのためのヘッドホン。 |
のぼり | 傍から見てめちゃくちゃインパクトがあります。 |
アクリルケース | 机に立てかけておくと非常にオシャレです。 |
中央上にあるのがのぼり。インパクトがすごい。
その他

イベント当日までにやっておいたほうが良いことをいろいろ書いておきます。
- 試聴用CDの作成
M3には「試聴ブース」というCDを自由に聞ける場所があります。そこに提出するCDのケースへ事前にシールを貼っておきます。当日に貼ることもできますが、テンパってるかもしれないので事前にやりましょう。シールはサークル通行証が入っていた封筒の中に入ってます。
- XFD動画を出してSNSで告知する
2分程度のXFD動画を作って、Twitter・YouTubeに貼っておきましょう。自分を知らない人にも見てもらえる可能性が広まるので非常に効果的です。M3参加してる人はほとんどやっているイメージ。
「動画の作り方分からん!」って人はここを見ろ!
※Twitterでは2分20秒の動画が最長になります。
- 取り置き確認
SNSをやっていたら「取り置きお願いします!」という連絡が来るかもしれません。その場合は平積みするものとは別にして、どなたのものか分かるように付箋を貼っておきましょう。いや、連絡なんか来なくても自分から積極的に発信しましょう。「欲しかったのに……」という人に出くわすと無念極まるので。
- レイアウトを配置してみる
物を買いこんだはいいものの、レイアウトが頭の中にしかないと残念な見栄えになります(実体験)。実際にレイアウトを試してみることが重要です。必要あればモノを買い足すこともできますしね。
- スペース両隣の人をSNSフォローして挨拶
当日、暇な時間帯が多くあるかと思います。スマホポチポチもいいですが、せっかくのイベントなので両隣の人と事前に連絡取っておき、当日お話ししましょう。DTMer同士なのでかなり会話が弾みます。
※余談ですが、管理人はM3初参加の時に隣の人が高校の同級生でびっくりしました。こういうミラクルもあります。
- 親しい人のスペース番号をメモっておく
DTMって案外に狭い世界っぽいので、SNSで知り合いの人が当選しているということがありがちです。当選通知が届いた時にSNSを確認すると「当選しました!」というツイートであふれかえっていると思いますのでメモっておいて当日会いに行きましょう。それがM3の醍醐味。
- 前日にちゃんと風呂に入る
同人イベントに行くと、一定確率で風呂に入ってない臭の人に出くわしますが、あれは絶対にやめましょう……。オタク=臭いというアレ。
ま、そんな人DTMerにはいないよね!!!!
前日の準備
さて、ここまで来たら、あとは前日の準備です。
管理人が思いつくものを列挙してみましたので確認してみてください。
- 持ち物をチェックする ⇒ 下記の「持ち物チェックリスト」へ
- M3会場(東京流通センター)までの経路と所要時間を確認する
※午前10時に到着するとベストです - スペースが第一・第二展示場のどちらか、フロアのどこにあるか確認する。
- 宿を確保する(必要あれば)
- 新幹線のチケットを確保する(必要あれば)
持ち物チェックリスト
■必須
□ CD
□ サークル通行証
□ 試聴用CD
□ サークル布
□ ポスター
□ お釣り
□ テープ
□ 飲食物
■あると便利
□ CD立て
□ タブレット
□ ヘッドホン
□ アクリルケース
□ のぼり
当日
会場へ向かう

ここら辺は人によってまちまちなのですが、とりあえず浜松町から行く方法について紹介。簡単ですが、東京モノレールに乗って流通センターへ向かうだけです。
東京モノレールの場所が分からないときは、人の流れに適当に従いましょう。M3当日に浜松町にいる人のほとんどはM3目当ての人ですので、重そうなトランクケースを持っている人を追いかければ着きます。
一点注意です。モノレールには空港快速・区間快速・普通の3種類がありますが、絶対に普通に乗ってください。空港快速・区間快速はM3会場に止まりません。
会場に着いたら、展示場が二つに分かれてます。真っすぐ進むと第一展示場、右手に曲がると第二展示場です。自分の参加する展示場へと向かいましょう。
会場に到着したら
実際にやることを箇条書きレベルで書いていきます。
- 会場入場。会場入り口にはスタッフが立っているので、サークル通行証を掲げて見せながら入場する。
- スペースに着いたら両隣の人にあいさつ、必要あれば新譜の交換
- 会場設営
- 試聴CDを置きに行く(第一展示場2F)
- 設営しましたツイート
- お世話になっている人のスペースに行って挨拶する
- トイレに行く
イベント開始~終了
正直、ここまで来たら流れでいいと思いますが、大まかにこんな感じになりますよとお伝えしておきます。
10時30分 | 会場が閉鎖される。トイレに行けなくなる。 |
11時00分 | M3開会。みんなで拍手する。その後、人が雪崩れこんでくる。 来てくれた人にCDを売ったり交換したりする。 |
15時30分 | M3閉会。みんなで拍手する。 |
その後 | 荷物をしまう。試聴用CDを回収しに行く。撤収。 |
※途中での撤収もOKです。15時30分から荷造りして帰ろうとすると駅がめちゃくちゃに混みますので、早めに撤収もアリです。
以上、これにてM3の準備~当日までの解説でした!
その他

管理人が思うM3の注意点とか、こうしたほうが便利!というのを説明します。
- 新譜を急に手に取って買ってくれる人はSSR 。
- 試聴後に立ち去られたときはガラスのハートがバキバキに砕けますが、全てなかったことにして立ち直ってください。そういうものです。
- 打ち合げまでがM3です。打ち上げなしで淡々と帰ると精神にキます。M3に複数人で参加するといいですが、そうでない人は打ち上げを探しましょう。TwiPlaとかで募集してるんじゃないかな。
- せっかくCD作ったのでネット販売することをお勧めします。管理人としてはBOOTHが一番オススメですかね! 最近っぽいUIで非常に見やすい! アナログ・デジタルどっちもOK!
- 自分の名前を書いたTシャツを着ていると、一発でその人だと認識されて便利です。会場内歩いてても声かけてもらえます(別の記事へ)。
- サークル通行証を無くしたときは、お問い合わせフォームにて連絡してください。当日は入場するところで名前を書いて、通行証を再発行してもらえます。※2018年の話です
最後に
M3はいいぞ(洗脳)。
余談:イベントに出る目的

ところで、ここまで見たあなたは「M3に出たい!」と思っているはずですよね? その目的はなんでしょうか。
複数あるかと思いますが、管理人としては「情報の海にしかいなかった人が3次元にいる!」ことを確認することが最も重要かなと思います。
DTMerって孤独なんすわ……。
家に引きこもりがち、話が合う人いないがち、DTMer周りにいないがち。
作曲に行き詰ったところでそんな中、連絡取れるのってSNS(特にTwitter)の人ばっかりになってませんか?
そんな人たちが一堂に会するイベント、それがM3。
会いたい!と思ってもなかなか行動に移せないがちですが、M3というイベントがあれば気軽に会うことができますよね。
そうして、情報の海にしかいなかった人に実際に会える。自分以外にもDTMerはいたんだ!という恍惚体験、それが一番なのではないか、と管理人は思います。
みなさんはどうでしょうか? 気軽にコメントください。