作曲ライフの危機なのだ! いや,冗談じゃなく本当に…….
つい先日,超DTM速報botを動かしているサーバが死にました.
その結果,botが動かせなくなっただけではなく,作曲データを全損しそうになった顛末について報告しようと思います.
いま「DAW動かしてるメインPCだけにデータがある」という方も他人事ではないので参考に!
3秒で分かるまとめ
- 停電で超DTM速報botのサーバが死に,DAWプロジェクト全削除の危機
- お祈りが届いてなんとか復旧できた
- 重要なデータはメインPC+サーバ(NAS)に分けて保管しよう
何が起きたか
管理人宅は下記のようなマシン構成なんですね.

メインPCはDAW動かしてる普段使いのPC.それ以外にサーバを設置していて,超DTM速報botを動かしたり,大容量データを管理しています.サーバではデータをHDDへと逐次バックアップしています.
メインPCとサーバ間は無線(Wi-Fi)でやり取りしていてる状態です.
DAWプロジェクトをメインPCからサーバへアクセスして編集していて,メインPCには存在しなかったというのが今回の肝です.
これが突然の停電でこうなりました.

バックアップ用のHDDとOS載せてたSSDが同時に死に,DAWプロジェクトにアクセスできなくなりました.
停電により引き起こされた災厄たち一覧です.
- サーバとネットワーク接続できなくなる
- OSの挙動がおかしくなり,ファイルアクセス等できなくなる
- バックアップ用のHDDが死亡する
サーバのOSが出してた変な挙動一覧です.
- OSが起動したりしなかったりする
- ソフトウェアが起動せず落ちる
- (なぜか)有線LANケーブルを認識しない
⇒筐体へLANケーブルにツメがあると挿さらないので折ったが未認識 - エクスプローラーが開かない
- ターミナルが開いたまま固まる
- シャットダウンできない ...etc
どう対応したか
嘆いていても仕方がないので,問題がありそうなところを順番に対応しました.
- サーバ内部の掃除
- 無線LAN子機取り外し
- HDD取り外し
- 何十回か再起動し,正常に動くよう祈る
1から順番に試していき,4で祈りが届きファイルアクセスできるように立ち上がったのでメインPCに全部移しました.偶然ファイルアクセスできただけなので,根本的な解決にはなってません.神様が助けてくれたんだと思います.
その後,ポンコツOSを再インストールし,なんやかんやして無事に復旧しました.
何が問題だったか
細かくは不明ですが,最大の要因は「無線LAN子機がOSに対応してないのに,だましだまし使っていた」ことだと思います.
管理人は「WN-AC433U」という,一時代前に発売された無線LAN子機を挿して無線接続していました.

管理人宅のサーバはLinuxというOSを使っていて,これが無線LAN子機と相性が悪かったんですね.
管理人はプログラマでちょっとした知識はあるので,このドライバをビルドしてインストールして使っていたんですが,その時は使えていたんですよ.ただ,ネットでも「もしかしたら使えるかも?」ぐらいの情報しかなくグレーゾーンだったんですね.それが最新版では挙動がおかしくなり,今回の停電で顕在化したという状況でした.
そもそも,自宅サーバを数か月ほど起動しっぱなしだったのもあるのですが,完全に管理を怠っていましたね.これは反省点です.
使えないことが判明したので,ネットでも使えると有名な「TP-Link AC600」を買って挿して,ドライバ等なんやかんやして無事無線接続できるようになりました.

今後どうするか
こうします.

メインPCとサーバに重要なデータを重複しておくという構成ですね.
今回発覚したのは「サーバのみにデータを置くのはリスクが高い」ということです.HDDが同時に故障するとは予想外でしたが,同一システムに接続しているならその危険は十分にあります.
今,メインPCのみに重要なデータを保存している人も例外ではないです.そういった方も,クラウドやNAS(ファイル保存サーバ)への定期バックアップを検討してください.重要なデータを無くしてからでは遅いです.
最後に
作曲人生が終わるかと思いました.曲って作った歴史も含んでいるのでなおさらですね.
今後は余裕のある人生を送っていきたい.みんなもね.